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咬み犬になる原因は人か犬か? 犬種によって異なる飼い主の姿勢と去勢のススメ。

2016.02.05
オス犬の去勢
日本では、「オス犬には去勢をしましょう」という考えが多くあります。 もちろん病気予防の観点から我々獣医師も去勢をお勧めしています。今回は、犬種それぞれの素質と飼育方法の観点から犬の去勢についてお話ししたいと思います。

犬を飼うこと、とは?

犬を飼う 「犬を飼いたい」、そう思った時にまずはどんな犬種を飼うかが重要になります。 あなたが犬を初めて飼うのか、室内か屋外かなど飼育環境はどうなのか、犬とどういった付き合い方をしたいのか、また出来るのか、これらを総合して飼育するというスタートを切ってもらいたいのです。 そこで、すべての犬種に言えることですが、飼い主がいかにその犬をコントロールできるかに犬の幸せな一生がかかっているのです。 犬はオスもメスも同じく、素質として主従関係を基本として生きています。犬がリーダーである飼い主を見限ってしまうと、ここぞという大事な時にいうことを聞かなかったりするのです。

どんな犬でも飼育には覚悟が必要

攻撃的な犬種 犬種を限定するわけではありませんが、一般的に土佐犬やピットブルテリアなどという犬種はもともと遺伝的に攻撃的な素質を持っていることから、飼育には非常に気をつけなければなりません。輸入禁止や飼育してはいけない国もあるほどです。 そのような犬を飼う方はもうすでにご理解されていると思いますので大丈夫だと思いますが、日本で一般的に多く飼われている犬種の中で大型犬や中型犬を飼っている飼い主さんは今一度自分の犬を100%コントロールできる状態にあるか考えてみてください。 犬が自分に危害を加えられることは無くても、他人に急に触られたり恐怖を感じてしまった場合には何をするかわかりません。そのタイミングを作らせないように配慮するのも飼い主の役目なのです。 ただし、小型犬だからといって大丈夫ということはありません。うっかり手を出して咬まれてしまったなどということもよくあります。 恐怖や警戒心を与えてしまった時に本能的に咬むという行動に出る犬を、できる限りそうならないようにしつけるかしっかりとした信頼関係を構築しなければ犬は付いてきてくれなくなります。

しつけだけではどうにもならない場合は?

しつけ以外に犬の去勢 前述の通り、攻撃的な犬や恐怖心が強い犬は人を咬む可能性が高くなります。 特に去勢していない雄犬は、テストステロンという性ホルモンの影響で体もメスに比べて体が大きく筋肉量も多くなります。そんな体の大きい雄犬はちょっとしたことで犬同士の喧嘩に発展することもあり、飼い主が抑えきれなくなることも多々あります。 このような攻撃的かつ恐怖心を効果的に抑える方法として、雄犬に対しては去勢手術という方法があります。 オスらしい良い体つきになるということで去勢を好まない方もいらっしゃいますが、やはり人社会の中で一緒に生活していく家庭犬にとって去勢は大切な役割を担っていると思うのです。

まとめ

咬み犬になるかは飼い主次第! もし自分の犬に去勢をしないと考えている飼い主さんはその犬の特性を知り、しっかりコントロールできていることが必須です。 去勢している犬に比べて去勢していない犬は些細なきっかけで攻撃的な一面を見せやすいのです。 実際には、犬を100%コントロールできる飼い主さんはなかなか多くはいないと思います。そんな中、人とうまく暮らしていく上で去勢にはメリットがたくさんあると思います。
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