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健康的な食生活と適度な運動で防ぐ│猫の糖尿病

2022.11.11
猫の病気

糖尿病はインスリンがない、もしくはうまく作用せずに高血糖状態が続く病気です。

猫では比較的よく見られる病気で、原因の一端として肥満など生活習慣が考えられています。また、膵炎に併発することも多いとされています。

糖尿病は進行するとさまざまな合併症を引き起こすため早期発見が重要ですが、普段の猫の様子から初期に発見することは難しく、定期健診が重要になります。

原因|肥満や膵炎が原因の一端


糖は全身の細胞のエネルギー源で、膵臓で分泌されるホルモンであるインスリンが糖をエネルギーに変えて血糖値を下げます。

このインスリンが正常に分泌されないかうまく機能しなくなると、体が血糖値を下げることができず、高血糖状態が続きます

これが糖尿病です。

 

糖尿病では全身の臓器で障害が起こり、進行するとさまざまな合併症を併発します

猫の糖尿病の多くは、インスリンがうまく作用しなくなることが原因です。

遺伝的性質のほか、加齢、肥満や食生活の乱れなど生活習慣が原因で起こるとされています。

また、膵炎など他の疾患も発症の要因です。

 

症状|食べているのに痩せる、薄いおしっこがたくさん出る


一番わかりやすい症状は多飲多尿です。

ほかにも、食べているのに痩せる毛艶がなくなるなどの変化も見られます。

肝障害や腎障害、白内障や尿路感染症などを併発している場合は、その病気に応じた症状が見られることもあります。

重症化して糖尿病性ケトアシドーシスを発症すると、嘔吐や脱力、昏睡など、急激に症状が悪化します。

 

診断|尿糖と空腹時血糖の測定


空腹時の高血糖と、尿糖が診断の決め手となります

猫はストレスで血糖値が急激に上昇することがありますが、それによって尿糖が出ることはほぼありません。

また、検査機関に血液を送って、フルクトサミンやグリコアルブミンなど長期的な血糖値の参考値を調べることもあります。

 

治療|食事療法とインスリンの投与


体重管理用の低カロリー、高食物繊維食に切り替え適度な運動など健康的な生活を送ることで、血糖値をコントロールできることがあります

 

しかしそれのみで血糖値がコントロールできない場合は、インスリンの投与を行います

インスリンは投与量や回数の調節、薬剤の選択を慎重に行わなければならないお薬です。

うまく使わないと低血糖を引き起こし命に関わることがあるため、獣医師と飼い主でしっかり連携して治療を進めましょう

糖尿病は治らないイメージが強い病気ですが、膵炎などが原因の場合は、病気を治療することで治癒することもあります。

 

予防|健康的な食生活で肥満予防を


炭水化物や脂肪の多い食事、また肥満が糖尿病の原因になると考えられています。

適切な栄養バランスのとれた食事と適度な運動で、健康的な食生活を心がけましょう

また、本病は初期での発見が難しいため、定期的な検査も重要です。

典型的な症状である多飲多尿など、普段と違う様子が見られたら早めに受診してください

 

当院では2022年11月1日から2023年2月28日まで猫ちゃんの健康診断キャンペーンを開催中です。猫の糖尿病も検査で早期発見ができる可能性がありますので、この機会に健康診断を受診してはいかがでしょうか。

 

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