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猫の貧血について

2022.10.31
猫の病気

元気がない、食べない、歩き方がふらついている、歯茎を見たら白っぽい。

このような症状は貧血によるものかもしれません。

貧血の原因はさまざまありますが、猫の場合は病気が隠れているケースが多く、命に関わるものも少なくありません。

もしもの時に備えて、猫の飼い主様は原因や対処法、日頃からの注意点などを整理しておくとよいでしょう。

原因|ほとんどが病的なもの


貧血とは、血液中の赤血球やその色素であるヘモグロビンが少なくなった状態です

赤血球はヘモグロビンの働きで酸素を全身に運んでいます。

このため、貧血になると全身が酸欠状態になり、さまざまなトラブルを引き起こします。

 

貧血は、その原因によって、大きく3つに分けられます。

  • 失血性貧血:体から大量の血液が失われた場合
    ケガによる出血、止血異常、消化管潰瘍や腫瘍からの出血、ノミなど吸血性昆虫の大量寄生など。
    出血量が多いと急激に血圧が下がりショック状態に陥ることもあります。

 

  • 溶血性貧血:体内で赤血球が破壊された場合
    タマネギ中毒などの中毒、免疫系の病気、ヘモバルトネラなどの寄生虫など。

  • 非再生性貧血:新しい赤血球を作れなくなった場合

    慢性腎不全による造血ホルモン不足、骨髄の病気、猫白血病や猫エイズなどの感染症、栄養不良(主に鉄分不足)など。

 

症状|目や口、肛門周りの皮膚が白くなる


貧血に共通する症状としては、食べない、ふらつく、運動を嫌がるなど、なんとなく元気がない、いつもと違った行動が見られます

また、唇の内側や歯茎、舌、まぶたが白っぽく見えるようになります

 

このほか、消化管内で出血がある場合は、出血部位に応じて黒色〜赤色の便が出ます

また、溶血性貧血では白目や歯茎などが黄色っぽく見える黄疸症状や血尿が見られることもあります

 

ただし、これらの症状は初期ではわからないことも多く、気づいた時には病状が進行していることも少なくありません

 

診断|貧血の原因を探る必要がある


問診と身体検査で貧血が疑われたら、血液検査で貧血を診断します。

貧血と診断されたら、その原因を特定するために超音波検査、レントゲン検査、尿検査、糞便検査、ウイルス検査(簡易検査)など、追加検査を行います。

なかには専門機関に検体を提出して、ホルモンやウイルスなどの特別な検査を依頼することもあります。

 

治療|原因に合わせて適切な処置を


貧血を起こしている原因に応じた治療を行います。

状態によっては、輸血や輸液、酸素吸入が必要になることもあります。

 

まとめ


一言で「貧血」と言っても、その原因は実にさまざまです。

病的なものも多く、早く対応しないと命にかかわるケースもあるため、少しでも疑われる場合は早めに受診しましょう

 

当院では2022年11月1日から2023年2月28日まで猫ちゃんの健康診断キャンペーンを開催予定です。猫の貧血も検査で早期発見ができる可能性がありますので、この機会に健康診断を受診してはいかがでしょうか。

 

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