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ワクチン接種で感染を防ぐ│猫のクラミジア感染症

2022.11.11
猫の病気

猫のクラミジア感染症は、主に子猫で結膜炎を起こす病気です。

原因菌のネコクラミジアは動物の細胞内でしか生きられないため、基本的には感染猫との直接接触でしかうつりません。

抗菌剤治療により完治できますが、生まれたての子猫などでは重症化し、治療が長期に及ぶこともあります。

予防には室内飼育の徹底が効果的で、ワクチンも販売されています。

野良猫を保護した場合は、同居猫に感染しないよう気をつけてあげましょう。

原因|結膜に感染するネコクラミジア


ネコクラミジアという、動物の細胞内でしか生きられない細菌への感染が原因です。

ネコクラミジアは感染した猫の目やにや涙、鼻水などに排泄されるため、これに触れた猫に感染します。

環境中では生育できない菌なので、基本的には感染猫と直接接触以外で猫にうつることはありません

なお、人間の性感染症の原因となるクラミジアとネコクラミジアは別のクラミジアなので、猫が人の性器クラミジア感染症の原因になることはありません。

ただし、ネコクラミジアが人間の結膜炎の原因になることはありますので、治療中は手洗い消毒に気をつけましょう

 

症状|目やに・充血・まぶたの腫れ・くしゃみ・鼻水


ネコクラミジアの症状は結膜炎で、それに伴う目やに鼻水です。

子猫、特に生まれたての子猫で重症化しやすく、充血したり、まぶたがパンパンに腫れたりします。

はじめは片目だけでも、時間とともに両目に感染が広がります。

症状が悪化し、化膿して目やにが黄色くなったり、痛みから目が開かなかったり、目やにで視界が遮られたりすることもあります。

また、目と鼻はつながっているため、鼻水やくしゃみなどを伴います。

 

診断|検査機関による原因菌の特定や抗体検査


目やにや涙などを検査機関に送付して、原因菌を特定してもらいます。

また、血液検査で抗体の有無を調べる方法もあります。

院内で簡易検査をすることもありますが、菌の特定まではできません。

原因菌の特定や抗体の有無を検査機関に依頼する方法が最も確実です。

 

治療|抗菌剤治療で治癒も可能


抗菌剤治療が効果的です。

点眼薬や眼軟膏を併用することもあります

症状が治まったからと投薬を中断すると再発することがありますので、投薬の中断に関しては必ず獣医師の指示を仰ぎましょう

健康な猫であれば、ほとんどは2〜3週間で治癒しますが、重症化している場合は治療に時間がかかることもあります。

 

予防|室内飼いの徹底とワクチン接種


室内飼育の徹底が本病の予防には重要です。

猫白血病や猫エイズなど、他の感染症を避けるためにも基本的には猫は家から出さないようにしましょう

もし外に出たり外猫と接触したりする機会がある場合は、ワクチン接種をお勧めします

野良猫を保護した場合は、同居猫に感染しないよう、治療が終わるまでは接触させないよう気をつけましょう

先住猫にワクチンを接種するのも良いかもしれません

当院では2022年11月1日から2023年2月28日まで猫ちゃんの健康診断キャンペーンを開催中です。猫のクラミジア感染症も検査で早期発見ができる可能性がありますので、この機会に健康診断を受診してはいかがでしょうか。

 

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