手術した後、「安静にしてくださいね」と獣医師に言われて
「はい」と答えたはいいものの、家に帰ってから
「安静」ってなに?
何をしたらよくて、何がダメなんだろう・・と思うことがありますよね。
人とは違うのか、それとも人と一緒のようなものなのか、わからないと思います。
そして、いつまで?という疑問はつきないと思います。
安静しなくてはならない時、何をしてもいい?
基本的に安静は、手術した傷口が開いたりしないように注意していただきたいからですが、少し動いたからといって、傷口が開くことはあまりありません。しかし、犬も個体差で状態や傷口の様子や大きさに違いがありますので、万が一のことがないように気を付けましょう。
術後、ご自宅で犬にさせてもいいコトは、
- 家の中で自由に動かせる
- ごはんもいつも通り
- 散歩させる
- 抱っこする
逆に術後しない方がいいコトは、
ただ、上記のコトもやり方法でやらない方がいい場合もあります。
それぞれ説明していきましょう。
家の中で自由に動かせる
家の中をいつもと同じように動くことは大丈夫です。
しかし、家の中で激しく走り回ったり、ピョンピョン飛んだりする、もともとヤンチャな仔の場合は止めましょう。
もし、抱っこしたりサークルに入れることで嫌がって、さらに動きがヒートアップしてしまうようであれば、できる限り他のモノ(例えば、オヤツをあげる、オモチャで大人しく遊ばせる)で紛らわし、飼い主さんは犬の気持ちをさらに助長させないように頑張りましょう。
ごはんはいつも通り
これはそのままで、傷口とは関係はないので、ごはんはいつも通りでかまいません。
ちなみに術後は食欲がでない仔もいるので、好きな食べ物を少しあげてもいいでしょう。
クセになって、そればかり食べたがらない程度に。
散歩させる

散歩は意見が分かれますが、私個人の意見としては、
散歩に行ってもかまわないと思います。
しかし、これも家の中と同様で、激しい散歩はしないでください。
ドックランで自由に走り回らせたりはしない方がいいです。
ゆっくり歩く程度の散歩は大丈夫ですので、外でしかおしっこやウンチをしない仔は連れて行ってあげましょう。
また、雨の日は傷口が汚れると雑菌感染してしまうかもしれないので、散歩は避けましょう。
抱っこする
傷口のまわりを触ることを心配する飼い主さんは多いですが、直接触らなければ大丈夫です。
お腹を上にして抱える、お腹を下にして包み込むように肩とお尻を支えるなど。
シャンプーしてはいけない
シャンプーは抜糸が終わるまでできません。
しかし、傷口に水がかからないように、少し汚れた足を洗うなどは、気を付けてあげればやっても大丈夫です。
大人しくオモチャで遊ばせる

ボールを投げて取りに行かせるような遊びは激しくなることが多いので、おすすめできません。
しかし、大人しくオモチャをかじって遊ぶなどは、退院後のストレス発散にもなると思いますし、大丈夫です。
いつまで安静が必要?
念のため、抜糸する日まで(術後約1週間)は安静によく様子をみた方がよいでしょう。
しかし、大抵の仔が術後3・4日で体調も落ち着いていきます。そのくらいから、ほぼ日常と同じ生活にしても大丈夫です。
まとめ

犬にも個体個体で治り方に違いがありますし、手術の内容によっては入院も長引くこともあるでしょう。
基本的には、かかっている動物病院の指示に従って、安全に体調が万全になるまで見守りましょう。また、気になる様子があればすぐに相談してみましょう。