スタッフブログ

HOME > スタッフブログ > 犬の簡単な薬の飲ませ方【その1】

犬の簡単な薬の飲ませ方【その1】

2016.04.15
グループ

手術のあとに動物病院から、薬が処方されますよね? 術後の傷口が治りやすいように、感染防止の抗生剤、止血剤などが含まれています。 そして、多くの飼い主さんが困るポイントがここにあります。 薬をどうやってうまく飲ませるのか、投薬ついてです。簡単に飲んでくれる犬もいれば、かたくなに拒む犬も多いです。おそらく、それは薬の中の抗生剤などは「にがい」味がしてしまうことがあることも関係しています。犬はやっぱりおいしいものは積極的に食べてくれますが、おいしくないものは吐き出すのが一般的です。 それでは、投薬で困っている飼い主さんのために、さまざまな飲ませ方をご紹介します。

ドライフードに錠剤を混ぜる

ごはんを食べる犬

一般的な投薬の方法として、ごはんに混ぜてあげる、でしょう。 これが有効的な犬は、食欲があり、日常的にガツガツ食べてくれ、早食いするタイプの仔です。そういう犬は、薬に気づかずに完食してしまいます。 ただ、これが錠剤ではなく粉薬になると、味が出てしまいやすいせいか薬に気づく犬もいますので、この場合は錠剤をおススメします。 また、ごはんを残されてしまうと意味がないので、もともと食が細い、もしくは食べムラがある犬にはお勧めしません。 もう一つの錠剤の上げ方としては、直接のどの奥に入れる方法があります。口をさわることを嫌がったりしない大人しい犬は可能です。しかし、注意してもらいたいのは、どんなに良い仔でも、焦ってパニックになると間違って噛んでしまう仔もいます。直接口であげる際に嫌がる態度が強いようであれば、噛まれる危険性もあるので他の方法を試しましょう。

缶詰に粉薬を混ぜる

粉薬 大抵の犬は缶詰などのウェットフードが好きです。 日常的にたくさん与えてしまうのは肥満の原因になるので、気を付けなければならないですが、投薬の際の少量の缶詰は有効活用できます。 粉薬を缶詰に混ぜて犬の前に出すと、薬の味や感触がなくなり、食べてくれる仔が多いでしょう。 ただ、薬の製剤によっては缶詰の味よりも苦みが勝ってしまい、犬が薬に気づく場合がありますが。

 シロップ薬剤を直接口に入れる

薬をごはんに混ぜてあげる方法に疑ってごはんに手をつけない、賢い犬もいます。 その場合は、粉薬を甘いシロップに混ぜたものをスポイトやシリンジで直接口に入れてしまう方法を試してみましょう。 甘い味に喜んで飲んでくれたり、口に入ったら観念して飲んでくれる犬がいます。 シロップが苦手でも、水に粉薬をとき、直接入れると、さらっとしていて飲み込んでしまうこともあります。

 長期間きく注射を打つ

上記の方法、オヤツに入れてあげる、好きな飲み物に混ぜてあげるなどなど試しても、 飲まない!!という方には最終手段があります。 本来の注射用の薬剤はほとんどのものが一日しか効かないものばかりです。 しかし、皮下注射薬の中に約2週間という長期的に効果のある抗生剤の薬剤があります。 この注射を打つことで、術後の毎日の投薬をせずに済みます。 ただ、ある1種類の抗生剤の注射のみなので、追加で止血剤やその他の抗生剤が必要な場合は内服薬に頼るしかないという点のデメリットがあります。

まとめ

犬が吐き出す様子 最後に注意事項があります。 犬は飼い主が思っている以上に賢く学習能力があることがあります。 薬をごはんに混ぜるときなどは、犬に見えない場所で準備しましょう。 また、薬の入っている袋をさわっただけでバレることもあれば、ガサガサとした音で気づく犬もいます。気を付けてくださいね。 また、薬があげにくいときは、まず担当の獣医師に相談しましょう。飲めていないと問題になる薬もあります。飲めないときはすぐにおしえてくださいね。

 
TOPへ戻る