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室内でオス犬を飼うとき必要な、トイレに関する2つの知識。

2016.04.01
オス犬の去勢

オス犬を飼っている方、これから飼おうとしている方、いずれも皆さんは室内で飼う場合のトイレのしつけについてどうお考えでしょうか? 去勢していないオス犬はどうしても本能で「マーキング(縄張り行動として自身の尿の匂い付けを行う行為)」をしようとしてしまうものです。 今回は、人間との共存をはかり、犬も人間も気持ち良く同じ屋根の下で暮らすためのポイントをお伝えしようと思います。

おしっこ対策には早期の去勢を

生後6ヶ月

このテーマの最大のポイントですね。これをしないと始まらないかもしれません。 しかし、マーキングがなくなるかどうかは去勢手術を行う時期が大きく関わってくるので注意が必要です。 去勢手術の最適期は生後6ヶ月程度。 「そんなに若いうちに手術しちゃって大丈夫なの?」とお思いの方もいらっしゃると思います。この頃はすでに犬としての体がある程度成熟する時期で、心肺機能も安定するため麻酔をかけることがまず問題なくできるようになります。 そして、性成熟も6ヶ月過ぎからは個体によっては始まるのです。この体の成長と性成熟のタイミングのちょうど良いところで去勢手術を行うと、高く足を上げての排尿スタイルをせず、マーキング行為も全く行うことなく床もしくは低い位置への排尿態勢が決まるようになるのです。 1年を過ぎてすっかり大人(成犬)になってしまってから去勢手術をすることは無意味ではありませんが、高い確率でマーキングを抑えることはできないかもしれません。

マナーベルトのメリット、デメリット

マナーベルト

マナーベルトは皆さんご存知でしょうか? マナーパッドなどとも言ったりしますが、オス犬用の尿おむつのようなものです。 尿の吸収パッドを入れた帯状の腹巻で、体の排尿部分の先端がマナーベルトの中にさえ包まれていれば尿が床などの周りに飛び散ったり粗相したりするのを抑えてくれる優れものです。 しかし、このマナーベルトにだけ頼ってしまうのは、本当は望ましいことではありません。まずはしっかりトイレのしつけをさせること。 人が決めた一定の場所に排尿させ、どこにでも排尿させてしまうことを許さないように教えてあげることが大切です。 犬が若いうちはすぐには覚えられないため、なんども粗相してしまうことがあるかもしれません。しかしそれでも、くじけず教えることによってきっとあなたの犬は覚えてくれるはずです。 人がまあいいや、と諦めてしまっては犬もそこで覚えることができなくなってしまいます。しつけは本当に大変ですが、犬と楽しく暮らすためには大切だと思ってくださいね。 また、マナーベルトに頼りすぎることで起こる問題点があります。それは膀胱炎です。 長時間マナーベルト(オス犬用おむつ)をしていることで尿路感染を引き起こしてしまい、膀胱炎や尿汚れによる皮膚炎を高頻度に発症するので注意が必要です。 マナーベルトを使用することがいけないわけではないのですが、外出時など他の人への迷惑防止のための使用にとどめ、常日頃から常時マナーベルトをつけるということのないように心がけてくださいね。

まとめ

早めに去勢

いかがでしたか? 去勢手術の最も良いタイミングを知り、そして飼い始めのトイレのしつけをしっかり行うこと。 この2つがとても大切であり、若いうちの半年間がトイレマナーの全てを決めるといっても過言ではないかもしれません。

 
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