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猫避妊をせずに、知っておかないと後悔する3つのこと。

2015.11.14
メス猫の避妊
かわいい愛猫の子ども、子猫が見てみたいと思う方も多いと思います。 実際、出産の瞬間の生命の誕生は人間と同様、感動と幸福感いっぱいの素晴らしいできごとです。そして、生まれたての子猫たちの可愛さたるや、猫好きにはよだれものです。 しかし、そんな素敵なできごとの反面、避妊手術をしないことでメス猫にとって様々なリスクがあることをご存じでしょうか?

乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

人間の女性でも今話題になっている乳腺腫瘍。 女性ホルモンが影響するため、猫の場合、避妊手術をしていない中・高齢で起こることのある腫瘍です。 一口に腫瘍と言っても良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、猫の乳腺腫瘍においてはほぼ90%以上が悪性腫瘍です。 腫瘍ができた早い段階で、しこりのできた付近のリンパ節や肺に転移します。しこりの成長速度ははやく、あっという間に大きくなり、一部が破裂し潰瘍化することがあります。 猫にとってはしこりができたこと自体は痛くもありませんが、進行することにより、腫瘍部分の潰瘍のかゆみ・痛み・ストレス、感染による食欲不振、肺転移による呼吸困難などの症状が出る可能性があります。 しかし、一回目の発情が来る前に避妊手術をすることで、避妊手術をしていないメス猫に比べて、乳腺腫瘍の発生率は0.6%に抑えられると言われています。

子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)

難しい言葉ですが、その名の通り、子宮に膿(うみ)がたまってしまう病気です。 こちらも女性ホルモンの影響で引き起こされますが、子宮の病気ですから、子宮・卵巣を摘出する避妊手術をうけたメス猫はかかりません。未避妊のメス猫は発情の終わりかけで発症することが多いです。 元気がない、ごはんを食べない、水を飲む量がとても多い、おしっこの回数が多い、おう吐、下痢、という症状に加え、陰部から血のような茶色いドロッとした液体が出る、なんてことがみられたら、子宮蓄膿症の可能性が高いです。 この病気には、子宮の中にたまっている膿が陰部から外に出て排出されるもの、陰部から出ないものがあります。 陰部から排出されないものは特に、子宮の中にどんどん膿がたまっていくため、子宮が容量オーバーとなり破裂しお腹の中に膿がばらまかれ、腹膜炎を起こす可能性があるのです。 陰部から出る場合もですが、全身に菌がまわり命の危険がある病気です。

発情行動のストレス

腫瘍などに比べたらなんてことないと思うかもしれない発情行動。 ですが、意外にも、これが直接的な原因で避妊手術を考える飼い主様は多いでしょう。 猫にとってもただ発情するだけの発情期はストレスですが、発情期は人間にとってもストレスが多い期間です。 発情行動として「大きな声で鳴く」というものがあります。夜中に鳴くことが多く、家の中に響く大きな鳴き声は人間の睡眠に障害を与えます。 メス猫は12週間その行動を続け、1週間くらいは収まったかと人間に思わせておいて、また12週間鳴き続けるという周期を何度か繰り返す場合もあります。 猫は交尾排卵と言って、交尾をしないと排卵しないため、発情が一定期間で終わらずに繰り返すことがあるのです。そのような状況が何日も続くと人間の日常生活に支障がでますよね。

まとめ

nekonohinin3point 乳腺腫瘍も子宮蓄膿症もすべての避妊していない猫にかかるわけではありません、もちろん、ならない猫もいるでしょう。 また、避妊手術を行っても乳腺腫瘍になるメス猫もまれに存在しますし、オス猫もなる可能性があります。 しかし、ならないかもしれないこれらの病気は「命にかかわる」「避妊手術で防げるかもしれない」という病気です。 日々の猫とのコミュニケーションで、体の変化に気を付けながら、今一度避妊手術について家族で考えてみてください。
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