猫を飼い始めて、ワクチンも終わってしばらくすると、去勢の時期が来ると思います。
実際に
「何か質問はありますか?」と獣医師に聞かれても、何を聞いていいかわからない方へ、オス猫の去勢手術の基本的なご説明をさせていただきます。
いつごろ去勢手術はするもの?
一般的には、おおよそ
生後半年ぐらいが去勢手術の適正期と言われています。
必ずしも、ぴったり半年でやる必要もありません。
オス猫の場合、遅すぎて時期を逃すことはまずないと思いますので、そろそろかな?というときにご相談して頂ければ大丈夫です。
どれくらい料金かかるもの?
おおよそ15000円ぐらいが相場になっています。
ただし、去勢手術といえども全身麻酔を使用しますので、術前に全身麻酔が安全に使用できるかどうかの検査が必要です。

検査は、血液検査が一般的です。主に肝臓と腎臓の機能を見るためです。
ほとんどの病院が、こういった検査代のご費用は別途で発生してくると思います。
血液検査はおおよそ8000円程度が一般的です。
入院は必要なの?
執刀した動物病院や手術を受けた猫の状態次第だとは思いますが、医療的な観点から言えば、傷口も大きくなく、出血もほとんどしないため、
当日帰りも可能であると思います。
手術後には付き添っていないとだめなの?
基本的には退院してすぐに元の生活に戻れると思いますので、ずっとつきっきりで介護をしないといけない状態にはならないと思います。
猫は繊細な生き物ですので、麻酔をかけ手術をされた後、ストレスを大きく受け、2,3日はぐったりしているように見えるかもしれませんが、すぐに回復するでしょう。
退院翌日からは一人でお留守番も大丈夫だと思います。
ただ、傷口を気にして頻繁に舐めてしまう場合は、舐めないようなエリザベスカラーを装着する必要があります。

エリザベスカラーを装着すると、かなりの行動制限がかかるので、普段行けるようなところにもうまく行けません。
落下の事故などないように、ある程度環境は整えた方がいいと思います。
ほかに注意することは?
避妊手術は全身麻酔をかけて手術をしますが、手技自体はいたって簡単なものです。
大きく注意する点はあまりありませんが、多少病院によって差が出てくるところもあるかもしれませんので、事前によく獣医師と相談された方がいいと思います。
まとめ
当然のことながら、去勢手術は一生で一回のことです。
獣医師が「簡単だ、簡単だ」と、言えば言うほど心配が募るかもしれません。
ただオス猫と快適に暮らすためには、避妊手術は必要不可欠なものになりますので、適切な時期に手術を受けていただければと思います。