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入院ストレスを少なくするためにできること

2018.01.28
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わんちゃんの去勢手術をしよう!と思った時、先ずはかかりつけの動物病院で手術の内容や費用についての説明を受けたり、必要な術前検査をして麻酔のリスクや体調の異常がないかを確認してもらい、日程を決めて手術の予約をします。 この際に術後の家での過ごし方、お散歩やシャンプーはいつごろからしていいのか、食事内容をどう変えたらいいのかなどのいくつかのご質問を頂いて、ご納得いただいた上で手術に臨んでいただきます。 ただそれらを解決しても、やっぱり心配のなのは入院中のストレスではないでしょうか。

去勢手術には入院が必要?

「去勢手術ってお泊りするんですか?」というご質問をいただくことがあります。 去勢手術も全身麻酔をかける立派な手術です。 麻酔から醒めた後の体調確認、術後の安静のためにも当院では1泊のお預かりをさせていただいています。 病院によっては半日~1泊と多少の差はあるかとは思いますが、最低でも半日は病院にいてもらい、状態確認をする動物病院がほとんどでしょう。 去勢手術は生後6カ月から1歳ぐらいの間に受けられることが多いため、初めてのお泊り…という仔が大半かもしれません。 そのうえ手術を受けるのですから、なるべく安心できる状況をつくってあげたいですよね。

定期健診で病院スタッフと慣れておこう

初めて動物病院にかかるタイミングとしては、ワクチン接種でご来院される方が多いと思います。 ただワクチン接種が一段落ついた後、去勢手術までの間は動物病院から足が遠のいてしまうことも。 できれば月に1回程度、成長期の体重チェックや定期健診として動物病院に行くことで、わんちゃんも獣医師や看護師を覚えてくれる機会が増えます。 少しでも病院スタッフに慣れて、良い関係になれるようにしましょう。

ハウストレーニングをしておこう

入院室のケージが苦手…という仔がたまにいます。 普段からハードタイプのキャリーケースやクレート、ケージでの生活に慣れていないと入院室のケージにパニックしてしまうことがあります。 ケージのドアを開けようと、爪でひっかいたり噛んでみたり…、それによって爪や歯を破損してしまっては大変です。 何より安静にもできないため、手術後の傷から出血してしまうこともあります。 去勢手術に限らず車や公共交通機関での移動、急なお泊りが必要になった際などにも役立ちますので、ご自宅でのわんちゃんの安心できる居場所を作るという意味でもハウストレーニングをしておきましょう。

お試しステイをしてみよう

ハウストレーニングができている仔でも、初めて入る病院の入院室ケージでは緊張しますよね。 動物病院でもホテルや半日預かり、数時間の一時預かりなどのサービスを行っていることがあります。 このようなサービスを使って『お試しステイ』をしておくと、入院室のケージに慣れてくれるのはもちろん、預けられてもちゃんと飼い主様が迎えに来てくれるということをわんちゃんが理解してくれるようになります。 その信頼によって、入院室でも落ち着いて飼い主様のお迎えを待っててくれるようになる仔もいます。

自分の匂いで安心

どんなことをしても動物病院に入ったとたんに緊張してしまう仔もいます。 そんな場合には普段から使っているブランケットやクッションなど、その子や飼い主様の匂いの付いたものを入院室に入れてあげられると、それだけで安心してくれるでしょう。 ただあまりにも大きいものや誤飲の可能性のあるものなどは難しい場合もありますので、事前に動物病院に確認しておきましょう。

まとめ

わんちゃんの性格も、とってもフレンドリーな仔から緊張しやすい怖がりな仔まで様々ですが、どんな仔でも手術後は多少ナーバスになるものです。 余計な心配を増やさないためにも、事前にできることで少しでも入院ストレスを少なくしてあげたいですね。    

 
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