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【メス猫】避妊手術をする前に気をつけたいつの4つこと

2018.01.07
メス猫の避妊
よく私自身も言われることがあるのですが、獣医師にとって避妊手術は日常よくある手術の1つで、たとえそのつもりはなくても、飼い主様にとって軽い言い方になってしまうことがあります。 もちろん飼い主様にとっては一生に一度の大イベントであることは間違いないと思いますし、あれも心配、これも心配で、手術前夜に寝れなくなってしまう方もいらっしゃるのも知っています。 そんな飼い主様のお気持ちを和らげるようにいつも心がけているのですが、正直そこまでは気にされなくても・・・と内心ちょっと思ってしまうこともあります。 ただ、心配なお気持ちはよく理解できます。 今回はそんな飼い主様の不安が少しでも除けるように、手術を行う前にはここだけ気にしていれば大丈夫!というものをご説明したいと思います。

体重を気をつけよう!

避妊手術は基本的にはそれほど難易度の高い手術ではありませんが、脂肪過多の体型をしていると、話は違ってきます。 脂肪が多い個体は一般的に麻酔の覚醒が悪いため、若くてもほかの個体より麻酔のリスクは高めです。 また腹腔の脂肪が多い場合、子宮や卵巣の摘出が困難になるケースもあるので、できる限り若いうちから肥満にしないように気を付けた方がいいと思います。 無論、術後はさらに体重が増加しやすくなるので、よりいっそう注意が必要です。

事前の検査を行おう!

どんなに若い個体で、元気や食欲が問題がなかったとしても、麻酔のリスクは「0」にはなりません。 したがって、事前に検査を行い、隠れた疾患がないかどうかは最低限調べておいた方がいいと思います。 もちろん、あれもこれも検査を行った方がいいとは思いませんが、最低限血液検査は行った方がいいと思います。 また、保護した猫であれば、エイズと白血病ウイルスの検査は行った方がいいと思います。 これらの疾患に感染していた場合でも気づかないことが多く、また手術のリスクに影響しかねないものなので、検査はしておいた方がいいと思います。

全体的にかかる費用の確認をしておこう!

意外と重要なポイントです。 動物病院は自由診療のため、価格の設定は基本的には制限がないとはいいつつも、この情報社会なので、価格の比較もしやすく、手術の料金自体はどこの病院でもほぼ変わりません。 ただ、術前に行う検査の内容や、手術中に行う点滴などの付加行為に関しては、あまり詳しく説明がされていない場合が多く、まれにトラブルの原因になることもあります。 実際に臨床現場にいて、料金の説明という点では獣医師と飼い主様の意志相通の不具合が出ない仕方は、全体的にかかる費用を伝えておく、もしくは聞いておくことだと思います。

手術後の通院などの有無を確認しておこう!

術後の経過はもちろん個体によっても異なりますが、病院によっても入院期間や通院の感覚が異なります。 猫の避妊手術ではそれほどの違いはないとは思いますが、飼い主様のご予定もあると思いますので、これも事前に確認をしておいた方がいいと思います。

まとめ

元も子もない言い方になりますが、猫の避妊手術はそれほど人為的な間違いが入る余地がないほどシンプルな手術だと思います。 もちろん、人の手が行なうことですし、麻酔を使用して行うことですから、間違いが100%ないとは言い切れません。 ただし、手術を行わないでいるリスクは統計学的に考えても割と高いものだと思いますし、発情行為自体は飼い主様自身の生活の質を落としかねないものだと思います。 獣医師としてお伝えしたいことは、とにかくそれほど心配はしなくてもいいので、安心して任せてくださいということです。 もちろん、ご質問などはどの動物病院、どの獣医師に聞いても親身になってくれるはずだと思いますので、お気兼ねなくお問い合わせいただければと思います。
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