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安心して犬を迎えに行こう。去勢手術後の様子から抜糸まで。

2015.12.18
オス犬の去勢
大切な愛犬の去勢手術を迎え、飼い主は考えることがいっぱい。 手術が無事に終了してほっとしたのも束の間、まだ痛々しい手術の傷を目の当たりにして、再び不安を感じてしまうかもしれません。 しかし、去勢後の犬の様子や、退院後の生活を事前にしっかり知っておけば、安心してお迎えにいけることでしょう。

去勢手術の術創(じゅつそう)

犬の去勢手術では、陰嚢と陰茎のちょうど真ん中ぐらいの皮膚を切開し、通常は1つの傷口から精巣を2つとも取り出すことができます。 手術後の傷の大きさは数センチ程度。これは取り出す精巣の大きさによりますので、年齢や体格により多少変わってくるでしょう。また、同じ体格の犬でも1歳未満の犬ではまだ精巣も小さめのことが多いです。 小型犬であれば、2糸~4糸程度の縫合をすれば傷口は十分に閉じることができます。

手術後当日の様子

手術当日 しっかり縫合しているとはいえ、当日は傷口からじわじわと出血がみられる場合もあります。 また、全身麻酔を使用しての手術になるので、麻酔がさめた直後は身体が思うように動かないこともあります。 そのため、傷口の管理や、麻酔後の体調を観察しながら、1泊は動物病院でお預かりをして様子を見させてもらっています。 術後の経過に問題がなければ、翌日には無事に退院して家に帰ることができます。 手術が終わったら早く家に帰って来て欲しい!という気持ちもわかりますが、当日は特に注意深く様子を見てあげる必要があります。 獣医師と十分に相談をして、無理をさせないことも大切です。

退院後の生活

退院後の生活 去勢手術の術創は小さく、通常の生活をしている分には問題ありません。 しかし、犬が傷を執拗に舐めたり、縫い合わせている縫合糸を噛み切るようなことがあれば、もちろん傷口が開いてしまう可能性はあります。 そのようなことが無いように、抜糸が終わるまでは、エリザベスカラーと呼ばれる襟巻きをしてもらいます。 生活が不自由で可哀想に感じてしまいますが、傷口が化膿してしまったり、開いてしまって縫い直しをすることを考えれば少しの辛抱です。 食事や飲水が上手くできないときは、食器をいつもより高めの位置においてあげるとスムーズにいくこともあります。 去勢手術をうけた犬の多くは、退院のときにはいつも通り動き回ることができます。手術の傷口を強く痛がるようなことはほとんどありませんし、お食事もいつも通り食べてもらって構いません。 しかし、手術のストレスや、入院での慣れない環境に疲れてしまっている犬もいます。犬が遊びたがっていても、退院後は出来るだけ安静にするように心がけてあげてましょう。

退院後の術創の管理

退院後の術創管理 退院後は抗生剤を投与して化膿を防ぐようにします。薬を飲むのは初めてかもしれませんので、上手に出来ない時は動物病院に相談してみましょう。 また、退院から数日後には一度、健康状態や術創のチェックをしてもらうのが安心です。 家では特に傷口の消毒の必要はありませんが、周囲が汚れないように外出はできるだけ控えるのが無難です。 大型犬など、排泄のためにどうしても外に出る必要がある犬では、足元の良い場所を選んであげるようにしてください。シャンプーは抜糸が終わるまで我慢してあげましょう。 傷口のまわりや、陰嚢に多少の内出血がある場合もありますが、抜糸の頃合には大抵気にならなくなります。 また、退院直後の陰嚢はまだふっくらとしていますが、こちらも日にちが経つにつれてシワシワとしぼんできます。

治療の終了

傷口の経過が良ければ、1週間~10日程度で抜糸ができるようになります。抜糸には麻酔も必要ありませんので、すぐに済んでしまいます。 抜糸直後は傷口のまわりが気になったり、痒くなったりすることがあるので、エリザベスカラーは様子をみながら1~2日かけて外してあげるようにしましょう。 これで去勢手術の治療は終了です。

まとめ

手術後にもう一つ大切なことは、飼い主が犬の不安を和らげてあげることです。しっかりと準備をして元気に治療を終えられようにしてあげてくださいね。
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