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術後管理に使うエリザベスカラーにはたくさんの種類があった!【メス犬の避妊】

2016.11.25
メス犬の避妊

避妊手術の術後に装着することの多い、「エリザベスカラー」。 手術前にはおそらくどの仔も経験していないことの方が多いと思います。 ご存知の方はどんな目的のものかお分かりだと思いますが、まずはご存知ない方のためにご説明しますね。

エリザベスカラーとは?

エリザベスカラーとは、ペットがケガをしたときや手術後に、患部を舐めないように首に巻きつけて固定する円錐台形状の「保護具」のことです。形を説明するときには「エリマキトカゲのような形で・・、」などと説明したりしています。 カラーは「えり」のことを指し、エリザベスカラーを付けた姿が、中世イングランドの女王であるエリザベス一世の姿に似ているということから、このような呼び名になったそうです。   さて、この「エリザベスカラー」、避妊手術後に病院から装着を指示されることが多いのですが、病院から借りたり買ったりするものの他に、我が仔がより快適な術後管理ライフを送ることができるように、様々なタイプのエリザベスカラーを求めて購入しているようです。 一体どんな種類のものがあるのか、使いやすさの経験も含めてご紹介したいと思います。

一般的な形にひと工夫したタイプのもの

    エリザベスカラー   エリザベスカラーは一般的に硬いプラスチックなどの材質でできています。 これにより術部に口が届くことはありません。 ただ、その丈夫さから、首元がきつくて皮膚を傷つけてしまったり、術部を舐めようとするあまり、反対側の外周部分で術部近くの皮膚を傷つけたりすることがあるのです。 よって、せっかくの保護具で自分自身を傷つけないように、クッション材をつけて傷つけにくく工夫されたものが販売されています。 犬の性格によってはそんなに苦労することもないのですが、若い仔はどうにも安静ということが難しいので、こういった工夫が必要になるのですね。  

ドーナツクッション型のタイプ

エリザベスカラーエリザベスカラー  

こちらはドーナツクッション型です。 首回りに密着させるように取り付けることで首が曲がらないように固定するタイプです。 これで大丈夫なの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、避妊手術の傷が存在するお腹部分を舐めないようにするにはこれで十分なのです。 お腹を舐めるには体を丸めるだけでなく、首が曲がらないと舐めることが不可能だという動物の動き方をよく理解したものになっています 顔まわりが覆われていないため、ご飯をお皿から食べたり水を飲んだりすることには全く不自由がないことが大きなメリットです。 少し寝ずらいかもしれませんが、枕のような感覚ですぐに慣れてくれるでしょう。

ソフトタイプのもの

  エリザベスカラー

ソフトタイプのエリザベスカラーは、ある程度形を保てて張りのあるものと、紙のようにペラペラのものもあります。いずれも鼻先より十分長さを確保することで術部に口が届く心配はありません。 ご飯の食べにくさは多少あるものの、寝たり動いたりする際に違和感を感じにくいメリットがあります。  

まとめ

パグ

いかがでしたか? ペットショップや通販で探すと本当に様々なタイプが出ていますが、概ね上記の3つのタイプが病院で出す一般的なものの他に販売されています。 一生に一度の愛犬への避妊手術、快適な術後管理ライフを送るべく、愛犬に合う一品を選んでみるのも楽しいと思います。          

 
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