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麻酔下での犬の去勢手術、せっかくなら一緒に頼みたい5つのこと。

2015.12.11
グループ
飼い主さん自身が色々考えた末に決めた愛犬への去勢手術、無事に終わってくれさえすればいい、とお思いのことでしょう。 でも、せっかくだからもう少し満足度の高い手術内容にしてみませんか?というのが獣医師ならでは提案できる、今回のテーマです。 いったいどんなことを一緒に行えるのか、5つの項目に分けてご説明します。

抜けるタイミングが遅れている乳歯を抜く

これは「乳歯遺残」といい、通常4ヶ月から7ヶ月齢で永久歯へと生え変わる過程でその後も乳歯が抜けずに残ってしまう状態をいいます。 乳歯が7ヶ月を過ぎて残っている場合、成犬になってもずっと残ってしまうケースが多く、歯並びに影響を与えたり、歯の密度が高くなる事によって歯石が多く付いて歯周病を引き起こしたりするのです。 抜く対象となるかどうかは獣医師に歯を直接見てもらわないとわかりませんが、小型犬は「乳歯遺残」を起こしやすいため特に注意してチェックしておくべきだと思います。 ただし、去勢手術の適齢期に入る生後6ヶ月で去勢手術をする場合、まだ乳歯が自然と抜け落ちる適正なタイミングに達していない場合もありますので、そこも相談してみると良いでしょう。

歯石を取る

歯石を取る 飼い犬さんがまだ生後1年を超えていない場合は必要ないことも多いのですが、食事内容によって歯石が付き始めてしまっていることもあります。 ましてや数年経っている場合であれば、歯みがきケアをしていたとしても多少の歯石は付いていることでしょう。 そんな時に、歯石だけ去勢手術だけと分けて麻酔をかけるのはもったいないですよね。麻酔の回数はできるだけ少ない方がリスクを考える心配も少なくなります。 また、合わせて手術を行っても健康な仔でさえあれば大した時間の差はありません。去勢手術を考え始めたら、お口の中をチェックしてみてください。

マイクロチップを入れる

マイクロチップを入れる 誤解される方もいらっしゃるのでお話ししておきますが、マイクロチップという皮膚の下に埋め込むタイプの生体識別チップは麻酔なしでも簡単に入れられます。 それでも麻酔をかける時に一緒にお勧めするのは、少しでも挿入時の違和感をなくすためです。 うまく挿入できれば強い痛みを感じることはないですが、挿入器具は太い針先のついた注射器のような構造をしていて、痛みはワクチンなどの注射と同じくらいだと言われています。 でも針はとても太いので、見た目に痛そうだと感じられる方が多くいるのです。 そういった飼い主さんの心情も踏まえて麻酔中に行うことをお勧めすることがあります。

気になっていた体のしこり(腫瘤)を取る

これは若い仔にはほとんど関係ないかもしれません。 可能性があるということでご説明しておきますが、体表にイボのようなものが出来ていて様子を見ていたということはありませんか? こんな場合でも、去勢手術の前に獣医師に相談しておくと「じゃあ一緒に取っておきましょうか」という話にもできるので、獣医師側からあえて勧められていなくても一度話しておくと良いでしょう。 稀に気軽に取るにはやや難しい場所もありますので、そこは獣医師とよく相談してくださいね。

爪切りなど普段自宅ではできないケアを行う

犬の爪切り 自宅での爪切りや毛玉とり(ブラッシング)、耳そうじなどのケアをしたくても嫌がって暴れてしまい、出来ないことってありますよね。 もちろん動物病院では麻酔なしでもケアは可能です。 でもその仔へのストレスを考えると、麻酔がかかっているうちに一緒に行ってあげればその分のストレスが軽減されます。 こんなこと頼んでもいいのかな、とお思いの方も多いでしょうが、決してそんなことはありません。本気で嫌がる仔に無理はさせたくないですからね。

まとめ

今まで述べた内容は具体的な例をあげましたが、結局は健康な仔で問題なく麻酔をかけられれば普段できない大概のことはできます。 それが、時間も短い去勢手術であれば、プラスアルファがより可能となるのです。もちろんその分の料金はケースによって別途かかるでしょうからご注意くださいね。 そして何より安全第一ですから、獣医師としっかり相談することが大切です。
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