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オス犬の去勢手術と一緒にやっておきたい口腔内処置。乳歯と歯石のケア。

2016.09.09
オス犬の去勢
このブログを読んでいただいている方も最近増えてきて、記事を担当させていただいているものとしては大変ありがたい限りです。 このブログを読んでいただいている方であれば、知っていらっしゃる方も多いと思いますが、去勢手術は全身麻酔を使用します。 麻酔のリスクは色々あるものの、全身麻酔を行うメリットとして、普段犬が嫌がってやらしてくれないことも、去勢手術と一緒に行えるということが挙げられます。 今回は、同時に行う処置として、一番メジャーな処置、乳歯の抜歯と歯石除去についてご説明させていただきます。

犬の口腔内処置について

masui 犬も含めて動物全般的に、歯に付着している歯石を取ったり、不要になった歯を抜歯するには全身麻酔が必要です。 動物医療の中では、人のように部分麻酔やブロック麻酔を使用することはむしろ少数の症例で、ある程度の処置を行おうとした場合には全身麻酔が必要です。 理由は、動物は嫌なことをされるとすぐ動いてしまうからです。 もちろん、すでに抜けかかっている歯を抜いたり、動物をしっかり保定すれば、ある程度の歯石を取るためには、麻酔は必要ではありません。 ただし特に口の中のような、動物にとって敏感な部分に関しては、歯石を歯の表裏から丁寧に除去するのも、歯を研磨したり、消毒するのにも全身麻酔は必須となります。

歯石、乳歯をほっておくとどうなるのか

去勢手術をされる際に、乳歯を抜くか抜かないかで迷われる飼い主様もいらっしゃいます。 私個人の意見としては、抜いておいた方がいいとと思います。 理由は、待っていても抜けないことの方が多いのと、すぐにどうなるわけではありませんが、歯石が付着しやすくなり、将来的に歯周病を引き起こしやすくなるからです。 歯石も同様に、放置しいてると、歯周病、歯槽膿漏、そして最悪、歯の根が膿んでしまう歯根膿瘍になるケースもあるので、歯石をとる機会があるのであれば、積極的に除去することをお勧めします。 nuku

どの程度の料金がかかるのか

歯石除去であれば、去勢の手術の料金に加え、10000円~20000円で大抵は行うことができます。 歯石だけをとるために、別途の処置を望まれるのであれば、30000円程度はかかるので、割安だとは思います。 乳歯の抜歯は、本数によりけりですが、一本500円~3000円をめどに見ていただくといいと思います。 勿論このような処置を行えば、麻酔時間が長くはなりますが、それほどのリスクの増加にはならないと思います。

まとめ

hahainoti 歯は命なんてCMが昔ありましたが、まさにその通りだと思います。 ちょっと前までは、生活をする上で犬には歯が必要ないというのが、獣医師業界では当たり前のように言われていたことです。 最近の風潮は、こういった考えでなく、温存できるところは温存するべきというのが、メジャーな意見ですので、乳歯は抜いて、歯石は豆にとって、年をとってもきれいな歯が残るようにするよう心掛けていただきたいと思います。
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