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一年の初めに考えたい愛犬・愛猫の“ホーム健診”|尿・便・体重でわかる健康サイン

2026.01.30
犬の話猫の話

「うちの子、毎日ごはんも食べているし、元気に見えるから大丈夫」そう思っていても、気づかないうちに、病気が進んでいることがあります。

人と違って、犬や猫は体の不調を言葉で伝えることができません。しかも、具合が悪くても本能的にそれを隠そうとする動物です。だからこそ、飼い主様が“いつもと違う”に早く気づけるかどうかが、とても大切になります。

そこで役立つのが、飼い主様ご自身による日々の観察=“ホーム健診”です。特別な機材や専門知識がなくても、ご自宅でできる簡単なチェックを習慣にするだけで、病気の早期発見につながることがあります。

今回は、動物病院での健康診断とあわせて取り入れたい「ホーム健診」の基本と、今日からできるチェックポイントをご紹介します。

■目次

 

ホーム健診とは?動物病院の健診との違い


「健診」と聞くと、血液検査やレントゲン検査など、動物病院で行う専門的な検査を思い浮かべる方が多いかもしれません。

一方でホーム健診は、もっとシンプルです。日々の生活の中で、「あれ?いつもと違うかも」と気づくためのチェック習慣だと考えてください。

たとえば、こんな場面がホーム健診になります。

トイレ掃除のときに尿や便の状態を見る
抱っこしたときに「軽くなったかも」と感じる
ごはんの食べ具合に変化がないか気にする

こうした小さな気づきを積み重ねておくと、受診のタイミングを判断しやすくなります。また、診察時に「いつから・どのくらい・どう変わったか」を具体的に伝えられるため、検査や診断の助けになることも少なくありません。

病院での健康診断とホーム健診は、どちらか一方で十分というものではなく、互いを補い合う関係です。両方を上手に組み合わせることで、愛犬・愛猫の健康をより確実に守りやすくなります。

 

ホーム健診でチェックしたい3つの基本項目


ホーム健診は完璧である必要はありません。毎日やらなければいけないというものでもありません。
まずは「尿・便・体重」の3つに絞って、無理なく始めてみましょう。

① 尿のチェック
尿は、腎臓や膀胱の状態だけでなく、体の水分バランスやホルモンの影響なども反映します。日々のトイレ掃除の際に、次のポイントを確認してみてください。

色がいつもより濃い/薄い気がしないか
量が極端に少ない、または多すぎないか
トイレの回数が明らかに増えた/減っていないか

たとえば、オス猫で尿の量が減っている場合、尿路結石の初期症状かもしれません。犬で尿が薄く大量に出ている場合、ホルモン異常や腎臓病の兆候であることもあります。

気になる変化があったときは、「いつから」「どのくらい」「ほかに様子の変化はあるか」を、できる範囲でメモしておくと受診時に役立ちます。可能であれば、トイレの様子(回数や量)を数日だけでも記録しておくと、状況を整理しやすくなります。

② 便のチェック
便は、消化器の健康状態はもちろん、食事の変化やストレス、体調の変化の影響も受けやすいサインです。以下を目安に観察してみましょう。

硬すぎる/ゆるすぎるなど、形がいつもと違わないか
回数が急に増えた/減ったことはないか
血や粘液が混じっていないか
排便のときに苦労していないか(何度もいきむ、鳴く、出ない など)

便の状態は、食べたものや環境の変化で一時的に乱れることもあります。ただ、違和感が数日続く場合や、ぐったりする、食欲が落ちるなど他の症状を伴う場合は、早めの相談が安心です。

③ 体重チェック
毎日見ていると意外と気づきにくいのが、体重の変化です。月に1回を目安に、定期的に測ってあげましょう。小型犬や猫であれば、飼い主様が抱っこして体重計に乗り、「自分の体重との差」で確認する方法でも問題ありません。

体重が変化するときは、大きく分けて次のような心配が出てきます。

急に減った:腎臓病、糖尿病、甲状腺疾患、消化器のトラブルなど
じわじわ増える:肥満による関節負担、代謝の低下、糖尿病などのリスク

特にシニア期に入った犬猫は、体重が保たれていても筋肉量が減っていることがあります。「数字だけ」ではなく、背中や腰回りの肉付き、抱き上げたときの感覚もあわせて見てあげると安心です。

 

記録を続けるコツ


「毎日記録しないと意味がない」と思う必要はありません。スマホのメモアプリや紙のカレンダーに、気づいたことを短く残すだけでも十分です。

たとえば「〇月×日:尿の回数が増えた気がする」「便が少しやわらかいのが2日続いた」など、簡単なメモで構いません。診察時に「いつから」「どんな変化があったか」を具体的に伝えられると、状況の把握がスムーズになり、より適切な検査や判断につながりやすくなります。

 

ホーム健診だけでは見つからないこともある


ホーム健診はとても有効ですが、外見や排泄物の変化だけでは気づきにくい病気もあります。たとえば、次のようなケースです。

・腎臓の病気:初期は目立った症状が出にくく、血液検査や尿検査で分かることがある
・心臓の病気:聴診や超音波検査など、病院での検査が必要になることが多い
・ホルモンの異常:見た目の変化が乏しく、検査で初めて分かる場合がある

だからこそ、「ホーム健診+年に1〜2回の病院での定期健診」の両方取り入れることが、愛犬・愛猫の健康を守るうえで大切です。特にシニア期に入った子や、持病がある子は、健診の頻度についても一度相談しておくと安心です。

当院では、こうした定期健診のきっかけとしてご利用いただけるよう、現在「猫のアニマルドックキャンペーン」を2月末までの期間限定で実施しています。
血液検査・尿検査・超音波検査などを含むアニマルドックを、通常よりお得な特別割引料金でご利用いただけます。
気になる症状がある方はもちろん、「今は元気だけれど、健康状態を一度きちんと確認しておきたい」という飼い主様も、ぜひこの機会にご相談ください。
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まとめ


尿・便・体重は、特別な道具がなくても、毎日の暮らしの中で確かめられる大切な健康サインです。「いつもと同じ」を知っている飼い主様だからこそ、ほんの小さな変化にも気づけることがあります。

ホーム健診は、完璧を目指す必要はありません。できるときに、できる範囲で続けるだけでも十分意味があります。そして、気になる変化があったときにメモを残しておくと、受診の際に状況を伝えやすくなり、診察や検査の助けにもなります。

一方で、見た目では分かりにくい不調もあるため、年に1~2回の定期健診を組み合わせることが安心につながります。

 

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