寄生虫に感染した

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マダニ感染症

マダニは、木や草の葉先に生息し、犬がそこを歩いた時に付着してしまいます。

犬の被毛に付着したダニは皮膚の柔らかい部分に口器を差し込んで吸血します。犬の体表にアズキ大から大豆大の光沢のある赤黒い色をした虫が皮膚にしつかりと食い込むように付着していたらマダニです。

付着して血を吸ってない場合では、2~3ミリのすばやく動く小さな虫ですが、血を吸って体が大きく膨らみます。

マダニは、目のふち、耳の付け根、頬、肩、足先に寄生することが多く、ときには、足の裏にも見つかります。

普通は2~3匹の寄生ですが、ときには、1匹の犬に数十匹~数百匹も寄生していることがあります。少数のマダニが単に犬の血を吸うだけなら、それほど大きな害はありません。

しかし問題は、犬の命にかかわる「バベシア」という病原体(原虫)を伝播することや、人にもうつる様々な伝染病を伝播することです。

マダニ感染症の治療は?

マダニは月1回の投薬で簡単に予防・駆除ができます。フロントラインプラスはペットの皮膚表面の皮脂の層に広がり、マダニから48時間以内に全身をカバーします。動物のためにも人のためにも月1回の予防を行うようにしましょう。

マダニ寄生の症例

Gレトリバー 3歳

山に遊びに行って来たら目の上にマダニがついていた。

一匹だけの寄生でしたのでピンセットで皮膚から外しました。無理に引き抜こうとすると口器だけ皮膚に残ってしまうため、家でやろうとせずに病院までお越しください。

毎月スポットオンタイプのノミダニ薬を使用しているワンちゃんですが、まぶたにマダニが付着してしまっていました。ノミダニ薬はスポットオンタイプにしろ飲み薬タイプにしろ全身に広がって予防効果を発揮してくれますが、足先や目周りは薬剤が十分にいきわたってくれないことがあります。


吸血前 → 吸血後

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