呼吸器疾患

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逆くしゃみ(リバース・スニード・シンドローム)

逆くしゃみとは、空気を鼻孔から急速に押し出す現象の通常のくしゃみとは違い、鼻孔から空気を急激かつ連続的に吸い込む発作性の呼吸の現象をさし、病気ではありません。

逆くしゃみの原因は?

逆くしゃみの原因は未だ解明されていません。アレルギー性、ウイルス感染、細菌感染、異物、軟口蓋過長症などが影響している可能性もあると言われていますが、多くの場合が原因不明の特発性です。

逆くしゃみの様子として、首を前方に伸ばし、目を開き、起立した状態であることが多いようです。

その時の姿は鼻に何かついたものを振り払うようで、さらに大きな鼻息音で鼻から急速に空気を吸い込み、まるで豚がフゴフゴ鳴くような音を出します。通常は数秒から1分間で治まることが多いです。

好発犬種は小型犬や短頭犬種、特にプードル、パピヨン、チワワ、ヨーキー等でよく見られると言われています。

逆くしゃみの治療は?

特に逆くしゃみに対する治療は必要ありませんが、逆くしゃみが起こった時の対処法として、舌を触ってつばを飲み込ませる、のどや胸をマッサージする、鼻の穴を閉じる等に効果があると言われています。

また、逆くしゃみの症状に似た呼吸器疾患も多く存在しますので、少しでもいつもと違う呼吸の様子、行動の変化が見られた場合は動物病院に受診しましよう。

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