皮膚の病気

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ノミアレルギー

ノミアレルギーの症状はノミの唾液成分に対する過敏症(アレルギー)によって起こります。

アレルギー体質の動物はたった1匹のノミに噛まれただけで重い症状が出ます。動物が噛まれたところを自分で噛んだり、舐めたり、引っかいたりすることで皮膚の病気は広がります。

ノミアレルギーは治療可能ですが、以下のようなことでしばしば再発します。

  1. ノミの卵は1年たっても孵化できる。
  2. ノミの殆どはその一生を動物の体以外のところで生活する。
  3. あなたの犬の廻りの環境がノミに汚染されているかもしれない。
  4. たまたま一度ノミに噛まれただけでそれが病気の引き金となる。

動物の体の表面に1.5~2ミリほどの褐色のすばやく動きまわる虫や、ぬれた紙にとると血液のように褐色のにじみができる黒い粉のような糞、または0.5ミリほどのコロコロと転がる白い卵が見つかればノミが寄生しています。

ノミアレルギーは冬が寒い地域や夏が暖かい地域の夏と秋に非常に厄介な病気です。ノミに汚染されているような家では暖かい気候や暖房の効いた環境が1年中ノミアレルギーを起こします。

ノミアレルギーの症状と治療は?

ノミアレルギーの主な症状は広い脱毛と激しいかゆみ、赤い発疹やじんましんです。はじめに、ノミの寄生しやすい、尾の付け根に皮膚のただれが見られ、背中の中央部、そして腹部に広がります。

激しいかゆみのために眠れなかったり、身体を終始かきむしって皮膚を傷つけてしまうこともあります。

ノミアレルギーの治療は?

治療はアレルギー反応を抑えることとペットや環境のノミをコントロールすることです。

ノミは周囲環境中(カーペットやソファ、クッション、ベッドなど)に卵を産み、そこで幼虫が孵化してサナギになり成長していきます。

室内の卵や幼虫、サナギの駆除は、家の隅々まで丁寧に掃除することです。

また多頭飼育の場合には、同居している犬や猫にも寄生している場合があり、お互いにうつしあってしまうこともあります。

ノミ寄生がみつかった犬と同時にノミの駆除と予防を行う必要があります。

 

何よりノミの予防・駆除薬を定期的に投与することで、高率に予防することができます。

予防・駆除薬の有効期限が途切れないようにすることが重要です。

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