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頸椎の椎間板ヘルニア

頸部椎間板腹側造窓術 / ベントラルスロット

頸椎ヘルニアの手術は後ろからではなく、喉側からアプローチしていきます。大きな神経や血管がある為、非常にリスクを伴う手術になります。
2015年5月より、新しく取り入れた「sonocure(ソノキュア)」という最新の超音波手術器によって、より早くより安全に、そして最小限の侵襲で正確に手術を行うことができるようになりました。

頸部椎間板腹側造窓術 / ベントラルスロット
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STEP 01
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今からスタート

麻酔をかけた後うつ向け動物を保定して、術部を中心に毛を沿って消毒をしたあと、喉側から切開を入れていきます。

STEP 02
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慎重に・・・

直下に筋肉がある為、剥離をしていきます。

STEP 03
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どんどん進みます

筋肉の下に気管支が見えてきます。

STEP 04
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そーっと分けます

気管支周囲には重要な動脈や神経が通っているため、慎重にそれらを確認しながら進めていきます。

STEP 05
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助手も大変なんです

血管と神経を分離して、術野を確保していきます。

STEP 06
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時間もかかります

術野がかなり狭いため、少しの出血でも手術が困難になります。バイポーラという専用の電気メスを用いて止血をして進めていきます。

STEP 07
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術野も小さいので大変です

頸椎の周りにある筋肉も剥離していきます。

STEP 08
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これだけでも高度な技術がいります

頸椎を露出しました。ここまでアプローチするのもかなり大変ですが、ここからが本番です。

STEP 09
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ここが本番です

先ほど紹介したSonocure(ソノキュア)で削っていきますが、ミリ単位の調整が必要です。

STEP 10
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やっとここまできました

Sonocureで椎体を削ると、余計な侵襲がなく神経を傷つけることなく圧迫を除去するための穴を掘ることができます。

STEP 11
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最後の仕上げです

ナーブフックという小型の器具を用いて、圧迫している物質を慎重に掻きだします。

STEP 12
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完璧な仕上がりです

脊髄が完全に露出したところです。手術自体がミクロな手術なためわかりにくいのが残念ですが、小さな穴(窓)から脊髄が確認出来ます。

STEP 13
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回復を祈るばかりです

以上で終了となります。

Sonocure(ソノキュア・超音波手術器)導入における頸椎ヘルニア手術の実績

1:ペキニーズ ○歳 オス

内科治療で長くコントロールできていましたが、一時期を境に起立不能、傷みも激しくなったため手術を決断しました。
術後少しずつ良化が見られ、現在では歩行に問題が見られなくなるまでに回復。小型犬は脊椎も小さく、短頭種はさらに小さいため、以前までの骨ドリルでの施術よりも、小さい術創でアプローチできるSonocureでの手術が望ましいです。

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2:トイプードル 8歳 メス

毎年冬になると背中を痛がり、今年はさらにひどいという主訴で来院。痛み止めや炎症止めの内科治療もあまり効果なく、MRIにて重度の頸椎ヘルニアと診断。手術となりました。
術後は痛みが少しずつ取れていき、術後1週間後にはほぼ通常の歩様にまで回復。トイプードルも頸椎ヘルニアの好発犬種の一つ。他の小型犬に比べると脊椎もやや大きいですが、細かい作業であることには変わりはありません。Sonocureによりスムーズな手術が行えました。

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3:イタリアングレーハウンド 12歳6ヵ月 オス

以前にも頸椎ヘルニアの手術経験があり回復しましたが、別の部位で再発。高齢というリスクに加え頸椎に2個目の穴を開けることで椎体骨折の危険性が高いですが、起立不可能、排尿困難と状態も悪いためSonocureでの手術に踏み込みました。
術後は緩慢に回復傾向をたどり、リハビリに鍼治療もくわえ、現在は支えれば起立が可能までに回復しました。Sonocureでの施術により侵襲を少なくできたため、椎体骨折のリスクも最小限に抑えられたと言えます。

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