メス猫の知っておくべき、7つの発情行動。

2020/02/23

こんにちは副院長の執行です。
ようやく寒さも和らぎ、人にとっても猫ちゃんにとっても少し過ごしやすい季節になりますね。

このように2月頃を過ぎて日が長くなると、避妊を行っていないメス猫ちゃんは発情期を迎えるようになります。暖かい陽気の中、突如起きる猫のいつもとは違う異常な行動に驚かされる方も多いでしょう。

「いままでこんなに大声で鳴いたことなんてなかったのに」
「走り回るようになって部屋の中がぐちゃぐちゃ」
「夜中がうるさくて眠れない」

と、そんな声を飼い主様からよく耳にします。
そんないつか来たる「盛り」への心構えとして、発情行動にどんなものがあるか把握しておきましょう!

1.大きな声で鳴く

いつもより大きな高い声で鳴き叫びます。
「に゛ゃおーーーん」と遠吠えのように、何度も繰り返して鳴くことが多いです。
とくに夜中に鳴くことが多く、家族は寝不足の日々が続きます。
相談に受診される飼い主様たちは心なしか目元にクマができているように見えることもしばしば・・。

2.腰をさわると、腰を上げて足踏みをする

胸とおなかを床につけ「ふせ」のような姿勢で、後ろ足を足踏みします。
しっぽの根元のあたりをかいてあげると、徐々におしりを上げていき、一見セクシーなポーズをします。
これを「ロードーシス」と呼びます。
避妊手術した仔でも、この行動がみられることがあります。

3.家中を走りまわり、落ち着きがない

それまで物静かで温厚だった猫も部屋の中を駆けずり回り、活発になります。
家のなかで飼っている猫でも、外に出たがり、時には目を離したすきに脱走していたという場合もあります。
外でオス猫と出会い望まない妊娠をしてしまっている可能性や、本人の命にかかわる交通事故にあうこともあります、戸締りには十分に気をつけましょう。

4.いつもより顔をこすりつけてくる様子が多い

もともとクールで近寄ってこなかった猫も、頻繁に顔を人間の足や手に顔をこすりつけ、ゴロゴロとのどをならして甘えたような様子をみせてきます。
それまで比較的落ち着いた猫を飼っている人間には、たまらない可愛さを披露してくれるでしょう。

5.ゴロゴロと横にころがる

床に背中をつけ、おなかを出してゴロゴロ。
まるでマタタビを与えたときのようにゴロゴロ。
「ローリング」と呼びます。
4の顔のこすりつけも同様ですが、オス猫にアピールするためにフェロモンをこすりつけていると言われています。

6.食欲が落ちる

女性ホルモンの影響で食が細くなります。
体重が減ってしまう場合もあります。こまめに体重計で変動を確認しておきましょう。
ちなみに、おうちの体重計で測るなら、猫をだっこして人間とともに測定し、自分の体重の重さを引けば、だいたいの重さがわかります。

7.陰部からの出血がない

そして、みなさんが勘違いしやすい一番のポイントがコレです!
犬の場合は発情期に陰部からポタポタと出血があります。
しかし、猫には出血はほぼありません。
メス犬を飼っていた経験がある飼い主様がよく勘違いしますが、出血がないからまだ発情期がきていないと思って同居のオス猫を一緒に過ごさせていたら、いつのまにか妊娠していた、ということもあります。
もし、去勢をしていないオス猫と一緒に飼っていて、妊娠を望まないのであれば、手術をするまで離しておくことをオススメします。

まとめ

発情行動といっても、どの程度で行動がみられるかは猫の個体によって違います。
しかし、子どもを出産させる予定のないメス猫にとって、オス猫と出会うことができない発情行動させるということはこの上ないストレスかもしれません。
避妊手術で後々の病気を予防できるメリットもあります。
メス猫を飼い始めたなら、避妊手術について、ぜひ一度スタッフにご相談下さい。